はじめに
エレクトーンに入っているリズムは、スタイルごと抜き出すことができる。おおまかな流れとしては、
- エレクトーンに入っているリズムをUSBメモリに移す。
- データをパソコンに移す。
- データから、スタイルファイルに該当する部分を切り出す。
ここでは例として、「マーチングバンド1」を抜き出す。
準備するもの
- エレクトーン本体
- USBメモリ
- パソコン
- バイナリエディタ(今回は「Stirling」を使用)
DTMソフト(ファイルを編集したい場合。今回は「MusicStudio」を使用)←まだ必要ありません(6/7)
おおまかな手順
リンクをクリックすると、詳しい説明に飛びます。- 「マーチングバンド1」をユーザーリズムに保存する。
[RPP]ボタンを押しながら「マーチングバンド1」を選択し、「保存」から「ユーザー1」に保存する。 - ユーザーリズムをUSBメモリに保存する。
[MDR]ボタンを押して、USBメモリ内の任意の場所に保存する。この時、新しいフォルダを作るとわかりやすい。 - USBメモリに入れたデータをパソコンにコピーする。
データは通常「新しいフォルダ」フォルダ→「SONG_001」フォルダ→「REG_001.B00」に入っている。 - バイナリエディタで「REG_001.B00」を開き、スタイルファイルに該当する部分を探す。
16進数で「4D 54 68 64」がスタイルファイル開始の合図。ユーザー1毎にこの記述で始まる。 - 該当する部分を切り出して保存する。
最初の「4D」から、次に見える「4D」の手前までを選択し(結構長い)、「選択範囲をファイルに保存」する。拡張子は「.mid」
その他
アカンパニメントがおかしな和音を鳴らしている!
スタイルに使用されるアカンパニメントは、通常Cmaj7を基準に作られていますが、リズムによってはCm7を鳴らした時に違う音が鳴るように作られているものもあります。
DTMソフトで開くと、長調と短調で違うチャンネルを使っていることがわかるので、いらない方をミュート(または削除)してください。